末梢動脈外来

末梢動脈外来

末梢動脈外来について

歩行時の太ももやふくらはぎの痛みやだるさ、安静時の足の指の痛み、難治性の傷・潰瘍などの症状に気づいた場合は、早めにご相談ください。
・閉塞性動脈硬化症(ASO)
・末梢動脈疾患(PAD)
・重症下肢虚血
・糖尿病性足病変

足の動脈がつまる病気

日常の外出やウォーキングの最中、太ももやふくらはぎが痛み、少し休むと治まるが、歩き始めると再び痛み出す-といったものであれば「間歇性跛行(かんけつせいはこう)」かもしれません。その一因となっているのは、「末梢動脈疾患(PAD)」や「下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)」などの足の動脈がつまる病気です。これらは足の血管に動脈硬化が起こり、狭くなったり詰まったりして、血液の流れが悪くなって起こります。血流障害が重症化すると足の指が腐るなど、重症下肢虚血と言われる状態となることもあります。

症状・検査方法

具体的な症状:
歩いた時の足の張り、こむら返りのような締め付けられる痛み、安静時の足先の痛み、しびれ、冷感など。

検査:
症状の程度に応じて、血圧脈波検査、血管エコー、血管造影、MRA、CTなどを利用します。

治療方法

治療方法は症状が次の3段階のいずれにがいとうするかによって、治療方法が変化します。

症状 考えられる病気 治療方法 入院期間
1.無症状 薬物治療 なし
2.歩くと足が痛くなる、あるいはだるくなり、休みが必要になる 間歇性跛行 運動療法・薬物治療、血行再建術(カテーテルや手術) カテーテル治療の場合、最短で3泊4日の入院。治療翌日から歩行が可能です。
3.安静時の足の痛み、足の傷がなかなか直らない、足の指が腐る(潰瘍、壊死) 重症下肢虚血 血行再建術(カテーテルや手術)、薬物治療、傷口の処置

フットケア外来との連携

当院では、これらの病気で、足に潰瘍ができたり壊死している部分がある場合にも、最大限、足を温存するための治療をおこないます。血流障害を改善すると同時に、「フットケア外来」の形成外科医と連携して傷口の処置を行い、下肢広範囲の切断が必要となる患者さんを極力減らすよう努力しています。
フットケア外来(河北サテライト クリニック)はこちらから

末梢動脈外来のご案内

診察日時 :金・土曜日 午前
診察場所 :河北総合病院 分院 内科外来
お問合わせ:分院受付