看護統括部
看護統括部について
看護統括部の理念
恕(おもいやり)の美しい看護の探究
恕(おもいやり)
恕(おもいやり)とは、「自分がされて嫌なことは他人も嫌であろう、自分がされて嬉しいことは他人も嬉しいであろう」とわが身をもって考え、行動する「誠のこころから他人をおもいやること」を意味しています。
「人の目に見える・心で感じることができる言葉・姿勢・態度で恕を示す」努力が他者に伝わると、その恕は「恕を受け取った者が次の他者に伝える恕」となり、やがて自分に帰ると考えてます。
恕の美しい看護
恕の美しい看護とは、人としての恕の姿勢・態度をもちながら、専門性を発揮した看護を実践する有り様を指し、私たちは恕の美しさを看護の中核を呈する重要部分と捉えています。
恕の美しい看護には、人々の生命と人権の尊さに対する畏敬の念、そして看護専門職としての社会的使命があり、人々がより良く生きるため実践場面においては、幅広い知識と経験知を活用し協働します。そして人々が恕の美しい看護に触れ、私たちの魅力を感じていただけることを喜びとしています。
実践と能力開発
「恕の美しい看護」の実践に必要な能力の獲得を支援します
自然界にある山や木々あるいは花々等は、多くの場合、長い時間をかけてその美しさを形作り、私たちに届けてくれます。恕の美しい看護も同様です。看護統括部は、日々の看護実践において恕の美しい看護を探究しながら自身のキャリアを形成し看護の美しさを形作っていく職員の能力開発を組織的に支援します。
能力開発とは、「ただ単に必要な知識・判断・技術・態度の豊かさの習得だけでなく、同じ目標を共有した多種多様な人々と協働しながら業務を円滑に遂行し、目標を達成するとともに、組織・社会に貢献するために必要な能力(行動様式)を獲得すること」と考えます。人生の舞台を河北医療財団とともに・・・。お待ちしています。
看護統括部長からのメッセージ
2024年の厳しい夏も過ぎ、ようやく朝夕には涼しさを感じる昨今です。今年の記録的猛暑や多雨の異常気象は、能登半島地方だけでなく広く国民の生活環境に大きく影響を及ぼしました。地球温暖化の防止に向けて私たち一人ひとりにできる対策は、ごみの量を減らす、エアコンフィルターをこまめに掃除する、などがありますが、当財団では、KES環境マネジメントシステムの認証を取得し、職員が一丸となり継続的に環境活動を続けています(詳細は当財団ホームページをご覧ください)。こうして国民そして企業が取り組む一つひとつの小さなことからコツコツと積み上げ日々の平和につなげ、秋の収穫を祝う日本文化の例にあるような月見団子や月見そばなどを楽しむことも大切ですね。
ここからは新病院の建築関係の情報です。先日、当財団理事長と河北総合病院の院長そして事務長とともに、内装はまだまだですが「ここには受付が・・・」「ここは防災センターです」「ここが病棟の個室です」などと、位置関係が分かるようになった5階までの工事現場を視察しました。日々の業務に加えて会議などを活用しながら病職員は、新病院での設備や機器などの購入・移設物品の搬入などの計画の策定に、そしてまた働く環境では、それらの管理・運用などについてDXの可能性を検討しながら取り組んでいる様々な事業が佳境に入りました。
最後に、今年度採用の新卒新人が日勤では一人で実践できることも増え、10月から夜勤の独り立ちを始めました。遅番の先輩フォロアーを付けたりしながら各病棟では、入院患者さんに安全な療養環境を届けられるように工夫しています。人材確保と同様に人材の定着も重要です。私たちは万全な準備をもって今もそして新病院でも療養環境そして職場環境を確保します。年度内からともに働く方(看護師・看護補助者)を募集しています。
(2024.10.07)
河北医療財団 看護統括部長 永池 京子
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